【新年度異動で部下を一人でも持つ方必見】着任して一週間のうちにやっておいたほうがいい
キャリア支援コンサルタントをしている松岡哲平@chiho_hitoconと申します。
前回に引き続き、新しい環境へ異動・着任になる方へのアドバイスです。
私は異動・転勤を10回ほど経験しております。
その中で、最初の一か月間、特に最初の一週間は相手が様子を見ている状況です。
ここでどう動くかで周囲がどう動いてくれるのかが決まります。
是非参考にしてください。
自分で意識すること
・挨拶
当たり前のように感じるかと思いますが、しっかりとあいさつをすることが重要です。
その際、「何を話すか」を意識されている方が多いですが、
「どう話すか」
を意識して挨拶をするのがポイントです。
【①あなたのことを知りたい、じぶんを知ってほしいというスタンスであいさつをする。】
→例えば、挨拶をするときに声の小さな人もいるでしょう。早口の人もいるかもしれません。
そういった方の名前や紹介が聞き取りにくい場合には、しっかりと「聞き返す」こと。
初対面だから、といって遠慮してはいけません。自分のことをしっかりと聞いてくれていると思います。
【②笑顔で元気に相手の目を見て話しましょう!】
→当たり前のことなのですが、初対面だと相手もとても緊張しています。
そんなときに元気にあいさつをされたら少し不安が解消され、心のシャッターが少し上がっていくと思います。
逆に挨拶があまり気持ちよくないとこの人大丈夫かな?という心配が出てきてしまい、心のシャッターを開けるまで時間がかかります。
【③挨拶したかあいまいだったらもう一回】
挨拶を何人にもしていると挨拶したかわからなくなってしまうこともあります。
そんな時はもう一回したほうがいいです。着任時は相手もまだおぼえていないことをわかってくれます。
二回挨拶されるのと、一回もされないの。
どちらがいいですか?
恥は捨てて、もう一度してみましょう!
・改善したいところは率先して黙って背中で語る
着任して間もない時はここもあそこも変えたい、と悪いところに目が行きがちです。
自分が以前いた環境とは同じ会社でも全く違うことが多いので、まずは「郷に入っては郷に従え」です。
そのうえで「気になるところがなぜできていないのか?」を周りに聞いていきましょう。
あくまで「単純な質問」として聞いてみましょう。
できない理由はそれぞれです。
やり方がわからない。やりたくてもできない。
まずは状況を知ったうえで、変えられそうなところは自分がまずは率先垂範しましょう。
「黙って背中で語る」
その上で、二週間後くらいに自分の思いや理由とともに改善したいことを伝えていきましょう。
すぐに「やれ」っていうよりも効果があり、浸透度が変わってきます。
是非試してみてください。
相手へ意識すること
・相手の名前を覚える
私は常に話をするときに「○○さん」と相手の名前を入れて伝えるようにしています。
特に着任一週間以内にそれをすることで信頼度が違ってきます。
私の場合は一か所で約50人くらいのマネジメントをしていましたが、全員のフルネームを着任してすぐに覚えるようにしました。
出勤が少ない人も含め全員です。
これをやることで信頼度が全く違います。
【相手の名前の覚え方】
①事前に名簿や写真があればそれを何回も読んで覚える。
→写真がない場合には撮らせてもらうこともありました。
新店の立ち上げで120名を採用したときは全員写真を撮っておきました。顔を覚えないと一回では難しかったので…
②あいさつをしっかりとする
上記にもありますが、挨拶は非常に重要。
名前を聞いたら「○○さんですね。今日から宜しくお願い致します。」と名前を復唱することで覚えやすくなります。
「この挨拶で名前を覚えるんだ!」というスタンスで臨みましょう。
・部下全員との面談
着任後は忙しいかと思います。
ただ忙しさを理由にせず、一時間は部下全員と一週間以内(もしくは二週間以内)に面談をしましょう。
お互いがあまり深く知らない状況で仕事をしていても時間の無駄です。
例えば、指導しようと思ってもバックグラウンドや目標を知らないとうまく落ちなかったりします。
相手だってよくわからない人に色々指示されたくないと思います。
お互いを知って一緒にスタートできる環境を早期に作ることで、自分が働きやすくなると思います。
まとめ
着任早々は何かと忙しいかと思います。
ただ忙しさを理由にせず、そこにいる人たちとしっかりと信頼関係を構築するようにしましょう。
自分のことを知ってもらっていない、又、相手のことを知らないと「相手が」思う状況下では何も進展しません。
元気に挨拶をした後は、しっかりと相手のことを知りに行く。
この姿勢だけで周囲の動き方は劇的に変わります。
是非良い新年度を!
新年度は何かとやること沢山。不安も沢山。
是非気になることあればいつでもご連絡ください。